キューティーハニー

かの庵野秀明氏監督による映画化、なんて事は今更言うまでもありませんね☆しかしデスネ〜、ここで重大な事白状しちゃいますけど〜

ぷに子、エヴァンゲリオンってまともに観てないです。

あれ、もしかしたら、前にも言いましたっけ?数話は確かに観たんですが、それからはもう観るに耐えなくて耐えなくて…★「大人がかよわい子供を当然のように戦場に差し出した上で、逃げちゃダメだのシンジ君はダメ人間だのなんだの…逃げるに決まってるやないかー★★★★!!!」ってのが率直な感想で、もう観れば観るほど嫌で嫌で★「大人が子供に戦いを委ねる漫画や映画やアニメ、世の中にいくつあると思ってんだよー!」と文句がよこされそうなのですが、大概のそういう作品って、その違和感の説明がちゃんと描かれていると思うんです★また、先日挙げた「GUNSLINGER GIRL」も、自由に動かせる体と殺し屋稼業とのトレード、という取引が一応なされているから、まだ納得出来ます。しかし、エヴァはねぇ…★★★ええ、どうせぷに子ははぐれオタクですよ〜ん★

よって、今回の感想は、庵野秀明という監督に全く理解がない人間によって書かれたものです★あらかじめご了承を★あと、一切ネタばれするような事も書きません★というか、この話だと書きようがないというのが正直なトコなんですけど★。

この映画の最大のウリは、明らかに意図的と観られるチープな演出と、実写をコマ飛ばしにしてあえてアニメ的な絵面を表現する「ハニメーション」による、非常に漫画、アニメチックな作りにあると言えましょう☆既存の特撮ものからの継承はあれど、全体としてみれば、まったく異質なものです☆第一悪役怪人側が、片桐はいりだの及川ミッチーだの、なにか一本常識の配線が切れてしまったようなキャスティングがされているのですから〜★

そんな独特の創り方がされた前半と後半の、ノリのアホっぷりとアレっぷりは、なかなか笑わせてくれるものです☆☆☆なんというか、「地獄組の女」等で知られるSABE氏の漫画をちょっと思い出したりしましたね☆意図的にナゲヤリに見せるアクションシーン、悪役軍団の皆様の怪演の数々、皆良い意味での「マンガ」っぽさを醸し出す事に、おおいに貢献しています。このあたりのセンスの良さというのが、庵野監督の本領の一つなのだとしたら、「エヴァ」嫌いの私にとってはちょっと嬉しいですね☆

ただ、商業的にもしかしたらしょうがない事なのかもしれないけど、中半、「孤独な2人の女性」の物語としてドラマ性を高めるあたりでは、ハニメーションもなにもない一気に普通の映画となってしまいます★それに留まらず、そこまでで積み上げてきた、ハニーのマンガ的キャラクターを、いきなりリアリズムの中に放り込んでしまい、現実視点の「社会から浮いてる不思議系少女」に転落させてしまったのは、正直興ざめさせられてしまいました★★★

コレのおかげで、本来ならば手を汗握って観られたハズのクライマックスも、ムード台無し。正直これはやってほしくなかったですね…★★第一、奇しくも同時に公開されてる「下妻物語」でも、「周りから浮いてる孤独な少女」という同じようなテーマを扱っているみたいですし、そっちはそのテーマで徹底してて、かなり前評判も高いですからね★★★

あと、片桐はいりとミッチー目当てで本作を観る人は要注意★両人とも顔塗ってて、素顔を作中でさらす機会がありません★まあ、「片桐はいり目当て」はこの世に何人いるかわかりませんが★ミッチーは結構いそうな気がするので★演技はすっごいいい味出してるんですけどね☆ちなみに、コバルトクロー役の小日向しえは、社員役兼任なので大丈夫です☆

色々書きましたが、なんのかんの言って話のネタとして一回観といてもいい映画だと思いましたよ☆★☆★もちろん、サトエリファンには大プッシュ。入浴シーンとか下着シーンとか、サービスもバッツグンですっ☆★☆★

ちなみにオフィシャルサイトはここれす☆

http://www2.cutiehoney.com/

インタビューがかなりナゲヤリに書かれているものもあって、結構笑えます☆小日向 しえとか☆特に市川 実日子が傑作☆★☆★やっぱイヤだったんでしょうねぇ、アヤシいおぢさんに囲まれて毎日撮影するのが…★★★