鋼の錬金術師 9巻

なんとロス少尉が惨殺…!大好きなお姉さんキャラだったから、無残な姿を見て卒倒しそうになっちゃいましたよぉ…★★★★

え?少尉生きてるんですか?次の展開を待て?よかったぁ〜☆★☆★というか、大佐が少佐になげかけた一見冷酷なセリフ、伏線になってるっぽいですね☆☆☆☆巻末では少佐も結構ケロっとしてたし☆☆☆☆なんか大佐って、想像を絶するような謀略家のようで〜☆★☆★

しかし、なんというか、今を代表する少年漫画って感じがしますね、これ☆今回もお兄ちゃんからのウンチクを少し。

「我々(今30前後)の時代の少年漫画というのは、どれをとってもひたすら無邪気でした。その主役は当然少年ジャンプだったと言えましょう。「愛、正義、友情」という雑誌が決めた絶対のルールで、どの漫画も描かれていたわけですから。ただ一方で、思想を持ち込むことを硬く禁じられていたことでも知られています。そして、ジャンプがデフォルトで定めた以外のテーマも不在でした。たから少年ジャンプ漫画は、青春の思い出としては強く残っていても、その後の人生の糧にまるでつながっていない。すくなくとも自分はそう思うのです。

ハガレン』の人気で興味深いところは、「等価交換」という確固としたテーマを持ち込み、愛でも友情でもどうにもならない現実を突きつける辛口な作風にも関わらず、これだけの支持を集めている、ということです。漫画自体も凄い。ストーリー全般を俯瞰するとまああちこち綻びもあるんでしょうが、読み手をぐいぐいと引きつけて離さない、そんな説得力に溢れてる。エンターテインメントとして間違いなく一流でしょう。作風からは明らかに映画好きが伺えますが、実に大事な事をそこから上手く学んでいると言えましょう。

エヴァンゲリオン』がアニメの転機になったのと同じように、『ハガレン』は確実に少年漫画の転機になるでしょう。今後の少年漫画は、これを目標にせざるを得なくなる…オタク文化全盛と言われる一方で、作り手への敷居は、どんどん高くなる一方なのかもしれません。

こうした中身のある漫画を読み、そして楽しめる今の少年達は、享楽にただおぼれた我々の世代に比べて、もしかしたら凄い幸せなのかもしれません。そしてこの漫画を通過した世代がどんな作品を作ってくるのか。その頃には僕もいいオッサンですが、それでも楽しみなことであります」

えーと、ぷに子も10年後には…やーん、考えたくな〜い★★★★