「宿泊拒否」のホテル廃業へ 「最大かつ最善の謝罪」

http://www.asahi.com/national/update/0216/019.html

ぷに子は正直言って、ハンセン氏病に関する知識が皆無です。その上であえて書きます。

このホテルの親会社は化粧品メーカーです。化粧品販売というのは、「見かけの美」を第1に重んじるお仕事です。とうぜんお客さんもそれに準じる形となります。これは至極まっとうな事です。

片やハンセン氏病というものは、見かけに影響が出てくる病気らしいです。となれば、患者さん側としては「心の美」を重んじる論理に自然となってくるでしょう。これも至極まっとうな事です。

今回の件は、差別云々以前に、私たちの日常ではなんとか折り合いをつけているそんな二つの論理が真っ向からぶつかってしまった事件であり、「廃業」という結果は、当事者のみならず、「行政」や「弱者擁護」の勢力からも圧迫され、その狭間で苦しめられたホテル側の感情の発露、と言えるのではないでしょうか。分かりやすく言えば、ブチ切れて、ちゃぶ台ひっくり返してしまったのではないか。

ホテルが、ハンセン氏病患者の方々が、そのいずれかを支持する方々が、行政が、そして世論を成す私たちが…誰が悪いわけでもないと思います。

けど、誰が正しいわけでもないと思います。

難しいですね、こういった問題は…。